「ジョゼと虎と魚たち」を観て、「リアル」を読んで、車いすの人と健常人とのコミュニケーション、ディスコミュニケーションを考える(2008年5月の記事)
「ジョゼと虎と魚たち」を観賞する。これは、相当いい映画だ。こういう映画を自分も大学生の時に観ておいたら、もう少しはまともな大人になれたかもしれない。田辺聖子は、あんなおばあさんなのに、どうしてこんな若者の気持ちが分かる小説を書くことができるのであろうか。凄い人だ。俳優陣はジ...
「のだめカンタービレ」の魅力(2008年5月の記事)
遅まきながら、「のだめカンタービレ」に嵌っている。テレビドラマが開始される頃、雑誌の書評でよさげなことが書かれていたので単行本の1巻を買ったのだが、その時は、まあまあ、というか続きを購入する気にはならなかった(これでも忙しいので)。テレビはそもそもほとんど観ないので、テレビ...
『国富消尽―対米隷従の果てに』は、まさに全日本人が読むべき名著だ(2008年4月の記事)
吉川元忠と関岡英之の対談集『国富消尽―対米隷従の果てに』(PHP研究所)を読む。混迷した現代日本で生きていかなくてはならない我々が、読むべき名著である。そこには、今まで私がおかしいな、と感じていた事象について、その背景をしっかりとした事実を元に相当、論理的に説明してくれる。...