トランプの世界戦略は田舎の不動産の親爺が考えるような素人丸出しものだ
- Keiro Hattori
- 4月7日
- 読了時間: 2分
トランプの世界戦略は極めて奇妙である。以前のトランプ政権でもグリーンランドを購入すると言ったり、カナダを51番目の州にする、パナマ運河をアメリカ所有に戻すなどと放言しまくったりして、何だこいつはと訝しく思っていた。しかし、ガザをアメリカ合衆国のものにし、そこを中東のリベリアにする、と言った時に合点がいった。それは、政治家ではなくて不動産の親爺の発想なのである。トランプはニュージャージー州のアトランティック・シティのカジノの土地を購入した時と同じような感覚で、世界の土地を買えると思っているのであろう。そして、ガザに住んでいる人たちを追放するのは、購入しようとしている土地に住んでいる低所得者層を追い出すのと同じような感覚で述べているのであろう。それは、恐ろしく率直なる不動産の親爺の発想である。世界を舞台としてボード・ゲーム、モノポリーでもしている感覚なのであろう。それであるにも関わらず、彼を政治家であるという前提で解釈しようとするから混乱するのだ。
ある国家に所属している土地を欲する時、通常は戦争をすることになる。中国が台湾を欲しても、中国はそれを買おうとはしない。なぜなら、国家を売ってしまったら、その国民には何も残らないからだ。それは、北朝鮮のキムジョンウンでさえできないことだ。なぜなら、その国家、国民こそが彼の有する最大の財産であり、それはお金などで換算できるものではない。したがって、戦争という暴力を使うのである。お金で言うことを聞かないからだ。そもそも、トランプはお金を踏み倒すのが常套手段である。弁護士にでさえ、ろくにお金を払わない。グリーンランドを買うとかいって仮にデンマークが承諾しても、お金を払うことはせずに、なんだかんだ言って踏み倒すであろう。アメリカにお金を貸しても、それを取り立てるのは大変である。なにしろ、そういう点では世界一の軍事国家である。
さて、そんなことは流石に他の国は分かっているかと思っていたが、アホ丸出しの元政治家とかは「払ってやればいいんですよ。我々もその分、主張できるから」とか呑気なことを言っている。いや、彼は99%、トランプ政権から金をもらっている売国奴なのではないか、と私は思っているが、本当、トランプとトランプ支持者には気をつけないといけない。日本もいつ沖縄を買う、とか言ってくるか分からない。トランプをまともな政治家と考えると、そこで見誤る。極めて悪質な、暴力団が経営しているような不動産屋であると捉えることが正解だ。
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